久保木あゆみ死刑にならない話。判決は無期懲役?無罪すらある現在

久保木あゆみ死刑
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受け入れがたい話をする。

遺族が報われない話だ。現実というのは残酷な面がある。久保木あゆみが、死刑にならないということだ。

大前提:久保木あゆみが、死刑になるのに必要なもの

①:遺族の心情(怒り、悲しみ、つらさ)

②:事件の凶悪さ

③:確たる証拠

おおよそ、この3つの要素で決定する。他にもあるが大きいのはこの3つだ。「犯人の姿勢」を入れなかったのは、死刑になるほどの事件である場合、反省度はほとんど関係ないからだ。よって①②③である。

①は満たしている。遺族の久保木あゆみへの怒りは相当なものだ。人数も多い

②も満たしている。「20人以上やった」と久保木あゆみが証言している。

問題は③だ。1番重要なのも③だ。だからこの記事は、久保木あゆみを犯人とする「③確たる証拠」が厳しすぎる現状を説明していく

公表された証拠について:久保木あゆみ、ポケットにヂアミトール反応

久保木あゆみ逮捕のきっかけは、「ポケットについていたヂアミトール」。

全看護師の中で、久保木あゆみただひとりだけが、ポケットからヂアミトールの反応が出た。ヂアミトールは凶器に使われた界面活性剤である。

神奈川県警は、「ヂアミトールをポケットに入れて隠し歩いていたのではないか?」という線で攻めることが出来ることから、久保木あゆみの取り調べに乗り出した。

それっぽい。久保木あゆみ怪しい。久保木あゆみ犯人と思える。しかしだ。しかしなのだ。

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ヂアミトール反応は大して重大な証拠にはなりえない

ヂアミトールは、病院内のありとあらゆる場所に配置されている消毒液だ。

忘れてならないのは、誰もがヂアミトールを使って患者を殺すことができたということ

忘れてはならないは、今回逮捕につながったのは、あくまで「久保木あゆみが自供したから」であるということ。

ヂアミトールが、ポケットについていた?そんなのは普通に起こりうることだ。だって、病院のそこら中にヂアミトールが存在するのだから。

久保木あゆみにだけ、ヂアミトール反応が出た?当たり前だ。警察は病院関係者たちの証言から、久保木あゆみを重要参考人として絞った調査をしている。久保木あゆみが犯人だと示す証拠を選りすぐっただけに過ぎない。他の人間が犯人と思わせる証拠も必ずあり、警察はそれを隠そうとする

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現状:久保木あゆみを犯人だと示す証拠があまりにも少なすぎる

久保木あゆみは、現在自供している。容疑を認めている。このまま死刑まで首尾一貫すれば、彼女は死刑になるだろう。しかし現実にはそうならない。

裁判になると、久保木あゆみは何をするか。間違いなく容疑を否認して、無罪を主張する。

証拠が不十分だからだ。彼女は無罪を主張するだけで、減刑することができるのが現状だ。新たな決定的証拠が見つかることもなく、犯行が確定的になることは99%ありえない。現状が証拠の発見が不可能だと示しているからだ。

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4人以外の死については、久保木あゆみのしわざと証明することは、不可能となっている

まず前提に、久保木あゆみは48人を殺している可能性が高い。

「20人以上やった」と言っているが、「2か月で48人死んだ病院で、彼女がいなくなってから2か月は1人も死ななくなった」という現実が存在している。なので、48人殺したと仮定する。

48人殺していると仮定して、4人の中毒死にしか証拠を見いだせない不自然さにあなたは気付いただろうか? 本来、犯行は数が増えれば増えるほど、証拠も増えるはずだ。何十人も殺していれば、証拠を見つけるなんて簡単なはずだ。

にもかかわらず、1年かけて見つけた1番良さそうな証拠が、逮捕状を即発行できるようなものじゃないポケットのヂアミトール。しかも44人に関しては捜査不能。

「48人の死」という膨大な証拠をつかむ場所があるはずであるのに、証拠が、状況によってポケットの内側についてもおかしくないヂアミトールたったひとつ。分かるだろうか?警察がいかに証拠集めに苦労しているか。

警察は、久保木あゆみの自供に依存するしかないのが現状

裁判で、無罪を主張する久保木あゆみの死刑求刑が認められるとはとても思えない。

警察は、久保木あゆみが自供しなければ逮捕もできなかった。それほど証拠がないということだ。48人もの死を前に、ほとんど証拠がないのである。

ただし完全に無罪になるとも思えない。裁判になれば、同僚など病院関係者の証言も出てくる。久保木あゆみにとって、不利になる多くの情報が出てくる(と信じたい)。

久保木あゆみは死刑にはならない。それが現状である。

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久保木あゆみ死刑。あり得ないこともない

さんざん言っておきながら、最後は逆のことを言う。久保木あゆみ死刑は起こりうるということだ。

「和歌山毒物カレー事件」が判例と言える。67人が腹痛、嘔吐を訴えて、4人が亡くなった事件だ。「和歌山毒物カレー事件」の概要はこうだ

①林眞須美容疑者が、カレーにヒ素を入れたと見られている

②証拠は1700点。しかしすべてが状況証拠ばかり。

③林眞須美には実行する動機が一切なく、不明

④しかし死刑となった

状況としては似ている。状況証拠しか見つからないし、久保木あゆみ容疑者の動機は意味不明だ。だから久保木あゆみの死刑は無いわけじゃない。状況証拠だけで死刑になった例は確かに存在する。ちなみに林眞須美の和歌山毒物事件は1998年だが、彼女はまだ生きている